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2017年11月5日(日)

なんだっけ

「噴火警戒レベル」って?

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 Q 先月、鹿児島・宮崎両県境の新燃岳が噴火し噴火警戒レベルが3に引き上げられたけど、噴火警戒レベルってなんなの?

 A 活火山について噴火の状況と住民の防災対応について気象庁が5段階で発表する指標です。1は火口内で火山灰の噴出等が見られるので活火山であることに留意する必要があります。2は火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生、予想され、火口周辺への立ち入りが規制されます。

 Q 住民生活は?

 A どちらも通常どおりですが、3は居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす噴火が発生もしくは予想され、入山が規制されるほか、住民も状況に応じて要配慮者の避難準備が必要な段階です。4は居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が予想され、要配慮者の避難や、それ以外の住民の避難準備が必要な段階です。5は居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生もしくは切迫し、危険な居住地域からの避難などが必要な段階です。

 Q 対象火山は?

 A 気象庁が常時観測を行っている50の活火山のうち、市町村と都道府県の地域防災計画に、火山活動のレベルに応じた避難開始時期と範囲が定められた火山に対して発表されます。現在は38火山が対象です。

 Q 発表状況は?

 A 新燃岳などが3で、今それ以上のレベルの火山はありません。しかし、2015年に鹿児島県の口永良部島が噴火して5に引き上げられたように、火山の活動は急激に活発化するので警戒が必要です。

 (2017・11・5)


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