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2017年11月3日(金)

安倍9条改憲許さない一致点でのたたかいを

志位委員長が表明

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 日本共産党の志位和夫委員長は2日の記者会見で、憲法改定をめぐり、立憲民主党など他の野党との協力関係について問われ、安倍9条改憲を許さない一致点で今後の国会にのぞむと表明しました。

 志位氏は、共産、立憲民主、社民の3野党と市民連合が結んだ政策合意の第1項目で「安倍政権による憲法9条改定に反対」を掲げているとして、「これは、野党3党として国民に共同で公約した内容であり、共同でこの公約を実践する責任がある」と強調。同日、あいさつに訪れた立憲民主党の枝野幸男代表も「公党間の約束であり、市民連合を通じて国民と約束していることだ。しっかりやっていきたい」とのべたことにふれ、「野党3党として『安倍政権による9条改定に反対』という点で足並みをそろえてしっかり連携してやっていけると思う」と語りました。

 志位氏は、民進党との関係では、「『安倍政権のもとでの9条改悪に反対』という、民進党を含む4野党党首の合意がある。これを守って行動をとるのであれば、いろんな協力の道も出てこようかと思う」と述べました。

 希望の党については、発足の経緯からみて、「9条を含む改憲推進」「安保法制容認」を掲げていると指摘しつつ、「いま希望の党の中でいろんな議論が行われていることも承知している。党として憲法問題でどういう方針をとるのか、新しい(共同)代表が誰になるのかも含めて、よく見極めて対応していきたい」としました。

 衆参両院憲法審査会の開催について問われた志位氏は、「憲法審査会は、一般的に憲法を議論する場ではなく、国会として憲法改定を発議する機関だ」と指摘。憲法に対する共産党の基本的立場として「現行憲法の前文をを含む全条項を守り、平和的民主的条項の完全実施をはかる。これが私たちの抜本的対案だ。憲法を変える必要はない。変えるべきだという国民の声が起こっているわけでもない。そういうもとで、憲法審査会を動かすこと自体に反対の立場でのぞむ」と表明しました。

 その上で志位氏は「ここは立憲民主党と立場に違いがある。ただ、立場の違いはあっても『安倍政権による9条改定に反対』という一致点を確認している。ここを大事にして共闘を発展させていきたい」と語りました。


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