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2017年10月3日(火)

囲碁新人王戦 芝野七段押し切る

孫五段 中盤反撃も及ばず

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(写真)2連勝で第42期囲碁新人王になった芝野虎丸七段(左)と、第2局の検討をする孫阜ワ段。立ち会いは小松英樹九段=2日、東京都千代田区の日本棋院

 芝野虎丸七段(17)と孫普iまこと)五段(21)という囲碁界期待の新鋭同士の対決となった第42期囲碁新人王戦決勝三番勝負は2日、芝野七段が2連勝で制し、新人王に輝きました。

 第2局は、黒の芝野七段がペースを握り、途中白の反撃が決まったかに見えましたが、黒が残しました。

 第1局に続いて、昼休前に82手も打たれる速い進行となりました。序盤で下辺に黒の大模様ができ、黒87で右辺に模様を広げ、地合いで黒がリードしました。

 白の孫五段は94の打ち込みから黒模様を荒らしにかかり、早くも本局の勝負どころとなりました。

 白124・126と左上に連打して弱い黒石に襲い掛かり、結果、黒は下辺の地、白は左上の地の振り替わりとなりました。「形勢はわかりませんが、白がうまくさばきました」と、立ち会いの小松英樹九段。

 黒は、左辺から左上一団の黒石を取られたものの、上辺や中央でうまくまとめ、押し切りました。

 小松九段は「大熱戦でした。黒がよかったのですが、下辺で白がうまく打って、振り替わりの局面は難しくなったと思います。全体を通じて面白い碁だったと思います」と評しました。

 勝った芝野七段は「最初はいいかと思っていたが、途中、危ないことにしてしまった。ちゃんと打たれていたら駄目だったかもしれない」と、一局を振り返りました。

 これで芝野七段は晴れて最後の新人王戦を優勝で飾りました。

 孫五段は「今回決勝まで進んだが、第3局まで行けなかったのは残念だった。決勝をたたかって、決勝に勝つことが決勝に残ることよりも難しいと痛感した。来年また一から頑張りたい」と来期への決意を語りました。

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