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2017年8月16日(水)

終戦72年

米朝緊張 平和解決を

東京・新宿 笠井政策委員長ら訴え

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(写真)終戦72周年の街頭演説で訴える(左から)小山、笠井、(右から)谷川、原田の各氏=15日、東京・新宿駅東口

 終戦から72年となった15日、日本共産党と日本民主青年同盟は東京・新宿駅前で街頭宣伝しました。日本共産党の笠井亮政策委員長は、二度と戦争を繰り返させない決意を表明。北朝鮮の核兵器・ミサイル開発をめぐり米朝間の緊張が高まっていることに触れ、軍事衝突は絶対に回避し、平和的・外交的解決を図るために努力しなければならないと強調しました。

 笠井氏はそのために(1)北朝鮮の国連安保理決議順守と、これ以上の軍事的挑発行為の中止(2)米朝両国による無条件での2国間対話(3)日本政府が米朝の直接対話の実現、平和的・外交的解決のための努力をはかる―ことを提唱。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が「朝鮮半島で戦争を起こしてはならない」と語っていることを紹介しました。

 笠井氏はまた、安倍晋三首相が今年の憲法記念日に憲法9条に自衛隊を書き込むと表明したことを批判。戦争の悲劇を繰り返さないために9条を守り、生かした平和な日本を築くべきだとし、「米国とともに戦争する国へと暴走する政治を許さないために頑張りたい。野党と市民の共同で安倍政権を打ち倒そう」と呼びかけました。

 民青同盟の小山農(みのる)委員長は「戦争で真っ先に犠牲になるのは若者。若者の平和への思いを現実のものにするために行動しましょう」と訴えました。

 7月の都議選で初当選した原田あきら都議や谷川智行衆院東京ブロック比例予定候補がマイクを握りました。

 小雨のなか熱心に聞いていた82歳の女性は、10歳で朝鮮半島から引き揚げてきた苦しい体験に触れ「安倍首相の改憲発言はとんでもない。絶対に戦争はだめです」と語りました。


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