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2017年8月14日(月)

米朝で緊張緩和の交渉を

英の宗教者・作家・平和活動家

米政府に連名書簡

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 【ベルリン=伊藤寿庸】英国の宗教者、作家や平和活動家が11日、ロンドンの米大使館に対し、北朝鮮問題での自制を求める連名の書簡を発表しました。大使館側が受け取りを拒否したため、その場で読み上げました。英核軍縮運動(CND)や、戦争阻止連合、宗教団体など核軍縮問題で活動する多くの団体が主催しました。


 書簡は、国際的緊張と、米国と北朝鮮の指導者の間の脅迫の応酬に、「著しい懸念」を抱いているとし、トランプ大統領と米政府に対し、「最大の自制を働かせ、現在の状況の鎮静化を目指す外交交渉を直ちに行うよう強く求める」と述べています。

 また広島、長崎への原爆投下がもたらした「死、痛み、苦難」を思い起こしながら、「人々があのような苦しみを二度と味わうことがないようにする決意」を表明しています。

 「米国と北朝鮮の間で理解を深め、緊張を緩和するための交渉と対話」を求め、2010年に日韓両国の議員が提案した「北東アジア非核地帯構想」に言及。国連で採択された核兵器禁止条約に照らしても、「同構想は道理ある方策だ」と指摘しています。

 書簡には、宗教者でジャーナリストのジャイルズ・フレーザー師、平和活動家のブルース・ケント氏などが署名しています。

 署名者の一人、キャロル・ターナーCND副議長は、「英国民の間には、米国と北朝鮮の間で起こる核戦争に英国が巻き込まれるのでないかという懸念があります。CNDは、英国政府が緊張緩和に最大限の努力を行うよう働きかけていきます」と語りました。


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