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2017年8月8日(火)

オスプレイ豪沖墜落 沖縄県、日本政府に抗議

普天間 米軍は飛行強行

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 沖縄県の富川盛武副知事は7日、県庁に沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長と外務省沖縄事務所の川田司大使を呼び、米軍普天間基地所属のMV22オスプレイが豪州東海岸で墜落した事故は「県民に大きな衝撃を与えるもの」と遺憾の意を表明しました。また、県などが抗議している中、同日午前に普天間基地からオスプレイ1機が飛び立ったことに強く抗議しました。


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(写真)中嶋防衛局長(中央)、川田大使(右)に抗議文を手渡す富川副知事(左)=7日、沖縄県庁

 富川副知事は冒頭、事故の原因究明がなされるまでのMV22オスプレイの飛行中止、事故原因の早急な公表などを求めた翁長雄志知事名の抗議文を読み上げ、手渡しました。

 中嶋局長は、「不安を与えていることは申し訳ない」とのべ、オスプレイがドック型揚陸艦「グリーン・ベイ」にうまく着艦できなかったと説明。「けさ、在沖米軍のニコルソン四軍調整官に会って、飛行の自粛を要請した」と報告しました。

 富川副知事は、「きょう午前10時40分に普天間飛行場をオスプレイが飛んだことは、大変遺憾だ。県民の安全・安心が優先されなければならない」と重ねて抗議しました。

 伊江島でオスプレイを目撃した住民は、午前11時〜正午ごろまで訓練をしたと話しています。

 翁長知事は同日登庁時、オスプレイ墜落事故について、「起こるべくして起きた」と記者団に語りました。昨年12月の名護市安部区の墜落では原因不明のまま6日後に飛び立ったことを指摘し、「米軍の原因究明もまったくあてにならず、日本政府が当事者能力を持って何も言えない状況になっている」と述べました。


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