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2017年5月15日(月)

9条空文化阻止 現実政治こそ変えよう

“改憲3兄弟”退場へ

大阪 小池氏が総選挙必勝訴え

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 日本共産党の小池晃書記局長は14日、大阪市内2カ所で街頭演説し、戦争法を強行したもとで首相が改憲発言をするなど、「戦争する国」づくりへと暴走する安倍政権を批判しました。「安倍自公政権と応援団である維新の会の“改憲3兄弟”を日本と大阪の政治から退場させよう」と力説。次期総選挙で日本共産党を比例で大躍進させ、北山良三衆院大阪5区予定候補の必勝を訴えました。

 日差しが照りつけるなか、淀川区の十三ロータリーでは小池氏と北山予定候補とともに、保育園経営者の女性がスピーチ。西淀川区のイズミヤ前では、辰巳孝太郎参院議員が司会を務め、瀬戸一正市議団長の訴えに聴衆が「頑張れ」と応えました。

 小池氏は、安倍首相が憲法9条に自衛隊を明記しようとしていることに対し、「全く自由に何の制約もなく、海外での戦争ができるようになってしまう。ここに一番の危険がある」と厳しく批判しました。この日、街頭演説の前に出演したNHK日曜討論で公明党議員が「1項2項を残したまま3項に自衛隊を明記」する首相と同じ考え方が党内にあると認め、維新の議員も9条改憲を否定しなかったと報告。「自民、公明、維新の改憲3兄弟に審判を下そう」と呼びかけました。

 小池氏は、自公維が幕引きに躍起になる「森友」疑惑に関わって、政府が同学園の教育方針の柱に据えられていた「教育勅語」の復活を狙っていると強調。維新が自公と合意した「共謀罪」法案の「修正案」については、「全く意味のないむしろ改悪になる『修正案』を出して最後は賛成する。維新お得意のお家芸だ」と批判すると、聴衆から「そうだ」の声がかかりました。

 暮らしの問題でも自公維が経済政策をカジノ頼みにしていることをあげ、「あまりに無節操だ」と強調した小池氏。戦争法廃止、憲法守れの運動がかつてなく広がり、野党共闘を進める力となっていると述べ、「この共闘をさらに進めるためにも日本共産党の躍進が求められている。この党を強く大きくすることに日本の未来がかかっている」と総選挙勝利を呼びかけました。

 街頭演説後の入党懇談会で小池氏は「ご一緒に政治を変えましょう」と呼びかけ、女性の理学療法士(22)をはじめその場で3人が入党しました。


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