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2017年5月14日(日)

きょうの潮流

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 このまま豊洲に移転していたら、大変なことになっていた。土壌汚染の深刻さはもちろん、狭くなる作業場、使いづらい構造。見学に行った築地の事業者は暗い表情で帰ってきた―▼インターネット番組「たむら智子の部屋」で東京中央市場労組委員長の中澤誠さんが語っています。まともな市場をつくろうとした人はいなかった、築地市場をどけて更地にしようとしただけだと▼豊洲問題は都議選でも最大の争点に。先日、マンションの会合でも話題に上りました。巨額をかけたのに使わないのはもったいない、築地は有名だから今の場所を整備すれば…。それぞれが行き着いた先は、どうして豊洲にしたのか▼30年余も石炭や原油からガスを製造してきた東京ガスの跡地。有害物質を直接地面に流していました。地中深く染み込んだ汚染。ずさんな対策も加わり、1級建築士の水谷(みずのや)和子さんは「豊洲新市場には安心できる要素が何一つない」(『築地移転の闇をひらく』)と言い切ります▼食の安全や税金の浪費などそっちのけで移転の旗を振ってきたのが、自公連合です。しかも推進勢力は築地も汚染されていると宣伝。関係者から「明白な営業妨害」(築地女将(おかみ)の会)と怒りの声が噴出しています▼先の会合では、高齢化が進むなかで自分たちの生活に税金が回ってこない不満が口々に表れました。逆立ちした都政のゆがみ。豊洲移転は中止。巨大開発から都民の暮らしと福祉を優先させる都議会を。いま共産党の訴えが鮮やかに響いています。


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