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2017年5月5日(金)

14歳藤井 破竹の勢い

将棋新人王戦 横山赤旗名人を逆転

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(写真)連勝記録を16に更新した藤井聡太四段=4日、大阪・関西将棋会館(撮影・峯松進)

 将棋の大型新人、藤井聡太四段(14)が4日、自身の待つデビュー戦以来の連勝記録をまた塗り替えました。どこまで記録を伸ばすのか、誰がこの快進撃を止めるのか、今後の対局が楽しみです。

 この日、新人王戦3回戦・横山大樹赤旗名人との対戦のため午前9時すぎに関西将棋会館入り(10時対局開始)した藤井四段。棋士控室で詰め将棋を解いて開始を待ちます。

 空き時間があれば詰め将棋に取り組むという藤井四段はプロ・アマ混合で争う詰将棋選手権で小学生のときから3連覇の実績を持ちます。

 振り駒の結果、横山赤旗名人が先手番。飛車先を突き合って戦型は相掛かりとなりました。

 中盤は、先手が主導権を握って玉頭に狙いを定めて先攻し、後手は歩得を主張する、形勢の難しい局面が続きました。

 57手目▲3三角成以下の角交換から駒を取り合い一気に激しくなり終盤戦へ。「▲6五桂(63手目)が失敗でした。玉頭攻めでリードしていたと思った」と振り返る横山アマ。ここから藤井四段がリードを広げ先手玉を即詰みに打ち取りました。

 手厚い序盤・中盤に勝ちきる鋭い「終盤力」、形勢を損ねても持ち前の闘争心で粘り抜く。隙が見当たりません。とくに詰め将棋で鍛えた読みの速さと正確さは他のプロ棋士もうらやむほど。横山戦でもその力がいかんなく発揮されました。

 この日は、十数社・40人に及ぶ取材陣が駆け付け、インターネットTVでも生中継されました。一局一局指すごとに、ますます強さに磨きをかけている藤井四段、その怪物ぶりに目が離せません。

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