「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2017年1月26日(木)

シリア停戦

国連傘下の協議めざす

国際会議終了 監視仕組みへ声明

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【カイロ=小玉純一】カザフスタンの首都アスタナで開かれていたシリア紛争の解決に関する国際会議は24日、2日間の日程を終えました。ロシア、イラン、トルコの3カ国は同日、共同声明を発表し、3カ国で停戦を監視する仕組みをつくるとしました。

 国連のデミストゥラ特使(シリア担当)は同日、国連傘下の和平協議の「復活に資する」と、今会議を評価しました。国連はシリアのアサド政権と反体制派の和平協議を2月にジュネーブで再開する意向。実現すれば昨年4月以来です。

 同会議にはアサド政権と反体制派武装勢力が参加。ロイター通信によると、政権の代表者のジャファリ国連大使は、3カ国の声明を歓迎する一方で、シリアの首都ダマスカス郊外で反体制派武装勢力への攻撃を続けるとしました。

 反体制派はこれを停戦違反と非難。反体制派はイランが支援するシーア派武装組織に対処していないとして、3カ国の声明に対し、態度を保留しました。ただ反体制派武装勢力はジュネーブでの協議に参加する意向も捨てておらず、3カ国は協議の実現を支援する方針です。

 また、3カ国は共同声明で過激組織ISと元ヌスラ戦線のシャム・ファタハ戦線に対し、共同でたたかうとし、シャム・ファタハ戦線を他の反体制武装勢力と区別するとしました。区別の詳細は不明です。

 同戦線と他の武装勢力はしばしば連携していました。ロイター通信などによれば、シリア北部のアレッポ西部で23、24日、アスタナの会議に代表が参加する反体制派武装組織に対し、シャム・ファタハ戦線が、初めて攻撃しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって