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2017年1月4日(水)

きょうの潮流

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 年末年始をふるさとや行楽地で過ごした人たちが思い出を胸に帰ってきました。天候にも恵まれ、穏やかなお正月を迎えられた方々も多かったのでは▼「何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝、晴れて風無し」(石川啄木)。新年に希望を込めて願うささやかな幸せや安心。しかしトルコでの銃乱射テロを年明けのニュースで聞き、暗たんたる気分になった人も少なくないでしょう▼引き続く内戦やテロ、増える難民や移民、過激組織や右翼勢力の広がり。年頭のマスメディアにも混沌(こんとん)たる世界の中で民意の向かう先に戸惑う論調が目につきました。行き場のない焦燥感に流されているかのように▼農民、建築現場や工場の労働者、警察官や消防士、引退した高齢者の姿。米大統領選でトランプ氏の集会参加者に職業を聞いて回った在米の映画評論家、町山智浩さんはブルーカラーの多さを著書『さらば白人国家アメリカ』で紹介していました▼民主党の予備選で大健闘したサンダース氏も若者をはじめ、社会の仕組みを変えようとする多彩な市民運動の人々が支援しました。欧州でも暮らしを守るため反緊縮を求める大きなうねりが起きています▼一握りに富が偏り、巨大企業が国をまたいで利益をむさぼる。一方に格差と貧困をただし、公平で平和な世界をめざす共同のたたかい。そのせめぎ合う現実をみなければ展望も開けません。それは日本でも。法大名誉教授の五十嵐仁さんは志位委員長との新春対談で。「政治転換の機は熟した」


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