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2016年12月27日(火)

きょうの潮流

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 「ふたたび白衣を戦場の血で汚(けが)さない」という文言。その横に立つ看護師は、右半身が白衣、左半身が従軍時の黒衣の姿―。医労連作成のポスターが評判をよびました▼戦時中の赤十字は、敵味方の区別なく傷病者を助ける理念とともに、軍の補助機関としての組織という使命が求められました。戦場では包帯や薬品などが足りないなかで懸命に救護にあたり、内地では空襲や原爆被災者の救援にも活動しました▼病院船で働いていた日赤の元従軍看護婦は「つらかったのは、患者さんが元気になって、再び戦場に復帰するのを見送ったときです」と「赤旗」で証言しています。日赤の看護婦からも犠牲者を出し、1937年から千人を超えました▼日赤関係者が著した『戦争と看護婦』によれば、1940年の軍隊の作戦要務令で“退却時にやむを得ない場合は敵の手に委ねる”という傷病兵保護の規定が削除されました。インパール作戦後のビルマでは、赤十字の身分を隠した敵中突破で、救護班23人中13人が亡くなる悲劇も起こりました▼日赤はいま、武力攻撃事態法で「指定公共機関」とされています。労働組合は、戦争法によって職員が戦地に派遣されたり、戦地へ血液製剤の拠出が求められたりするのではと危惧しています▼戦後生まれの看護師は、戦争を体験した先輩の苦難を知り、平和への思いを強めています。近代看護の先駆者ナイチンゲールは、こう記しています。「平和は、いかなる戦闘よりも、人間の営みとしてより高尚である」


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