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2016年12月25日(日)

核兵器禁止条約 3月から交渉 国連総会が決議採択

日本は反対、保有国も

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 【ワシントン=遠藤誠二】第71回国連総会は23日の全体会合で、核兵器禁止条約について交渉する国連の会議を来年に招集することを呼びかける決議を圧倒的多数で採択しました。米国をはじめとする核兵器保有国は反対にまわり、唯一の戦争被爆国である日本は、歩調をあわせ反対しました。


 採決の結果は賛成113、反対35、棄権13。核兵器保有5大国の米英仏中ロのうち中国のみ棄権し、ほかは反対しました。インド、パキスタンは棄権。北朝鮮は欠席しました。

 決議は「核兵器を禁止し、完全廃絶につながるような法的拘束力のある措置(=核兵器禁止条約)について交渉するため、2017年に国連の会議を招集するよう決定する」「すべての加盟国に同会議に参加するよう促す」とうたっています。

 具体的には、ニューヨークの国連本部で3月27〜31日と、6月15〜7月7日(この間に15日間)の2回にわたり会議を開き、国際機関や市民社会の代表が参加して協議します。会議の進展状況を9月に始まる第72回国連総会に報告書としてまとめ提出します。

 決議案は、今年3回にわたり開かれた国連作業部会での勧告を受け、10月27日に国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障問題)で採択されていました。この間、総会第5委員会で、会議の予算措置について議論が続けられていました。


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