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2016年12月10日(土)

大統領の弾劾案可決

韓国 与党から多数同調

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 【ソウル=栗原千鶴】韓国国会は9日、朴槿恵(パククネ)大統領に対する弾劾訴追案を可決しました。採決は無記名投票で行われ、賛成は在籍議員300人の3分の2を超える234、反対は56でした。

 朴大統領は職務停止となり、黄教安(ファンギョンアン)首相が代行します。今後、憲法裁判所は罷免が妥当かどうか、180日以内に審判を下します。妥当と判断され、罷免された場合は2カ月以内に大統領選挙を実施。罷免されない場合、朴大統領は職務に復帰できます。

 弾劾案を共同提出したのは野党3党と無所属議員171人。これに自由投票としていた与党セヌリ党から多数、同調者が出ました。

 弾劾案は朴大統領の親友、崔順実(チェスンシル)被告や側近をめぐる一連の事件で、国民主権主義や国民の基本権を侵害したと指摘。2014年4月の客船「セウォル号」沈没事故の際、国民の生命と安全を保護するための積極的措置を取らなかったことなどを挙げています。

 この日、国会正門前には弾劾案可決を求める市民が集結しました。「韓国にとってとても大事な日だから」と友だちとやってきたイ・ヘリムさん(26)は、「権力を民間人にゆだねていたことを知り、本当に頭にきた。これからもっといい社会になるように行動したい」と語りました。


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