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2016年12月9日(金)

関大、軍事研究拒む

防衛省「補助制度」申請認めず

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 関西大学(芝井敬司学長、大阪府吹田市)は7日、軍事研究をしない方針を決め、教員に伝達しました。

 防衛装備庁は研究に補助金を出す「安全保障技術研究推進制度」により防衛整備品に応用できる研究テーマを募集しています。関西大学では1年間ほどの議論を通じて、(1)同研究推進制度への申請は認めない、他大学の申請に共同研究者として参画することも認めない(2)国内外の軍事防衛を所管する公的機関からの研究費等の資金は受け入れない(3)企業等からの受託研究等については、その研究内容が軍事防衛目的である場合は、研究費等を受け入れない―方針を決めました。

 同大では、研究倫理規準で「人間の尊厳、基本的人権や人類の平和・福祉に反する研究活動に従事しない」と定めています。このため、軍事と民生のどちらにも応用できる「デュアルユース」をテーマにした競争的資金への申請や外部資金の受け入れに関する取り扱いを明確にしておく必要があると判断したとしています。

 防衛省は、2017年度予算案の概算要求で研究推進制度に110億円を計上。16年度予算の6億円から、一気に18倍に増額させ研究者を兵器の研究開発に動員しようとしています。


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