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2016年11月19日(土)

変えるなら憲法軽視政治こそ

BS番組 笠井氏が主張

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 日本共産党の笠井亮衆院議員は17日、BSフジの「プライムニュース」に出演し、衆参両院で憲法審査会が開かれたことを受けて自民、公明、民主の各党議員と憲法問題について議論しました。

 笠井氏は、日本国憲法は世界的にも先進的な内容を持っていると述べ、「今の時代の中でこそ輝きを放っており、理想に向かって現実を近づける努力をするべきであって、変えるとすれば、憲法をないがしろにする政治だ」と主張しました。

 憲法前文について、自民党の平沢勝栄議員は「(安全を他国民の信頼に頼るとあるが)ユートピア的、非現実的だ」と改憲を主張しました。

 笠井氏は、「侵略戦争の反省を明確にしたことに前文の意義がある。原爆など日本の被害もあり、二度と繰り返さないためにどうするかということを書いている」と前文と9条の意義を説明。そこを削除している自民党の改憲草案について「日本の戦後の民主主義の出発点を否定するもので、国際社会で生きていく資格を失う」と批判しました。

 民進党の岸本周平議員は「国際情勢が変わっているというが、情勢はいつでも変わる。そのたびに前文を変えていては意味がない」と語りました。

 憲法学者の7割が自衛隊を違憲としていることを理由に9条を変えて自衛隊を明記すべきだと平沢氏が主張したのに対して、笠井氏は、解釈改憲によって安保法制=戦争法を強行し、「今まさに南スーダンでの『駆け付け警護』を可能にしたことで自衛隊が危険にさらされている」と指摘。さらに明文改憲を狙っており、こうした自民党の姿勢は「戦後70年間あり得なかった」と批判しました。

 “加憲”が必要だとした公明党の国重徹議員が「国際貢献していかないといけない」と改憲の立場をごまかしたのに対し、笠井氏は「9条を持つ国の国際貢献は非軍事、人道支援。今でもやっている」と切り返しました。


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