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2016年11月19日(土)

COP22inマラケシュ

“化石賞” 日本が1、2位

国際環境NGO 石炭火発推進を批判

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 【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】国際環境NGO「CANインターナショナル」は17日、気候変動対策に消極的な国に送る“化石賞”のうち、1、2位を日本に送り、「脱炭素化」の障害となる石炭火発推進姿勢を糾弾しました。国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)で発表しました。

 1位を受賞したのは日本、トルコ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、インドネシアの7カ国。同NGOは声明で、これらの国が石炭を採掘、推進し、各国の気候変動対策を「文字通り掘り崩している」と訴えました。

 2位は日本の単独受賞です。日本の国際協力銀行(JBIC、日本政府が100%出資)が融資するインドネシアの石炭火力発電所で、地元住民の健康被害や大規模な抗議行動が続く中、「日本政府が抗議を無視している」ことが理由です。

 COP22に参加中の山本公一環境相は「他国は石炭について非常に批判的な目を向けている。(受賞は)覚悟はしていたが残念だ」と語りました。


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