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2016年11月9日(水)

きょうの潮流

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 「めんどりが鳴けば国が亡びる」。女性が力を持つとろくなことはない―男尊女卑を反映したこの類いのことわざは世界各国にあるようです。朴槿恵(パククネ)大統領と親友の女性、崔順実(チェスンシル)氏をめぐる疑惑で騒がしい韓国も例外ではありません▼韓国女性団体連合の代表は「成功すれば『朴正煕(パクチョンヒ)大統領の娘だから』、失敗すれば『女だから』と言われるだろうと懸念していた」と語ります▼崔氏は、朴大統領と親密だった新興宗教の教祖が最も信頼を寄せた実娘。国政介入に加え、「韓流」文化とスポーツ振興財団を使った資金流用疑惑もあります。宗教界、芸能界、スポーツ界から「権力との癒着を断て」と声が上がっています▼ソウルで4日、日韓・韓日議員連盟の合同総会が開かれました。韓国側は延期も検討しましたが、「日韓関係に影響を与えてはいけない」と判断しました▼総会の共同声明は、昨年12月の日韓合意に基づいて、「慰安婦」被害者の「名誉と尊厳が回復され心の傷が癒される」ために努力すると明記。しかし日本政府関係者によれば、「慰安婦」問題の象徴としてソウルの日本大使館前に設置された少女像の撤去が最重要課題。朴政権の動揺で履行が不透明になる懸念があると言います▼韓国からは、「日本の言う『懸念』は被害者の名誉と尊厳の回復を無視している」と批判が出ています。「正しい歴史認識に立った未来志向の関係構築」。両国が何度も確認した約束を日本政府は本気で実現する意思があるのか、問われています。


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