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2016年10月2日(日)

平和な世界へ軍縮を

IPB世界会議が開幕

原水協・被団協代表ら参加

ベルリン

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(写真)IPB世界会議の開幕総会で、ノーベル平和賞受賞者タワクル・カルマンさん(左)の話を聞く参加者ら=9月30日、ベルリン工科大学(島崎桂撮影)

 【ベルリン=島崎桂】ドイツのベルリン工科大学で9月30日、「軍縮を! 平和の機運をつくるために 世界会議」が開幕しました。各国の平和団体で構成する国際平和ビューロー(IPB)が主催。3日間の日程で、核兵器廃絶など平和への取り組みを交流、議論します。日本からは原水爆禁止日本協議会(日本原水協)や日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表らが参加しました。

 IPBのインゲボルグ・ブレイネス共同会長は開会にあたり、「私たちは世界を変える対案を示すため、ここに集まった」と指摘。参加者に「世界の不正義を解決するための戦略を話し合おう」と呼びかけました。

 会議には世界約80カ国から1000人以上が参加。各国平和団体の代表やノーベル平和賞受賞者、紛争が多発しているアフリカ諸国の大使らが出席しました。期間中は多くの分科会を通じ、武器貿易の規制や紛争の平和的解決、平和教育のあり方を協議します。

 日本原水協や日本被団協は原爆展や被爆証言を通じ、核兵器廃絶に向けた「ヒバクシャ国際署名」への賛同を呼びかけます。

 核兵器禁止条約の交渉開始を求める国際世論が高まる中、今回の会議では早期の核廃絶実現に向け、ニューヨークで開催中の国連総会に宛てたアピールを採択する予定です。

 中東イエメンの民主化運動を主導し、2011年にノーベル平和賞を受賞したタワクル・カルマンさんは開幕総会の中、「戦争に向かう道か、平和と発展に向かう道か、選ぶのは私たち自身だ」と強調。ベルリン市を代表してあいさつしたマティアス・コラッツ収入役は「平和は自然発生するものではなく、行動が伴わなければ実現しない」と述べ、各国で平和運動を主導する参加者に謝意を表明しました。


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