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2016年8月8日(月)

参院選候補者懇談会 思いと決意交流

野党共闘の勝利に涙

市民の応援に笑顔

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 日本共産党本部で5日に開かれた参院選候補者の懇談会。野党共闘の勝利、党躍進をめざしてたたかった党比例・選挙区候補者が、さまざまな思いを胸に秘めながら先頭に立って奮闘した選挙戦を振り返り、今後の決意を語りました。笑いあり、涙ありの懇談会でした。


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(写真)選挙戦の教訓を交流する参院選候補者懇談会参加者=5日、党本部

 「当選した瞬間、ほっとして涙がでました。それが民進党の議員でした。こんなことがあるんだなと思いました」

 こう振り返ったのは福島選挙区での立候補を取り下げ、比例に回った熊谷智さんです。

 福島県委員会は、「熊谷さんの思いをみなさんと一緒に実行したい」と表明した野党統一候補・増子輝彦さん(民進党公認)の勝利に全力をあげました。安倍首相が米軍新基地建設を押しつける沖縄と並び、原発事故の被害を受け続けている福島で現職閣僚を打ち破ることができました。

 野党統一候補の田名部匡代さんが勝利した青森選挙区。比例に回った吉俣洋さんが「民進党や社民党、連合の幹部と一緒に万歳できた」と振り返ります。

 民進党の国会議員から「共産党と吉俣さんが身を捨て、志を貫いたことに感謝申し上げたい」と電話がきたことを紹介。「統一戦線で政治を変える方針を持った共産党が新しいステージに立った」と胸を張ります。

野党攻撃はね返す

 市民と野党が、安倍首相の猛攻をはねのけたたたかいに確信が広がっています。

 比例の真栄里保さんは「安倍政権を何としても倒したいという沖縄県民の熱い思いのなかでのたたかいだった」と強調します。

 真栄里さんは、沖縄選挙区の野党統一候補・伊波洋一さんが、米軍新基地建設を押しつける安倍内閣の閣僚に10万票差で圧勝したと報告。基地問題を解決するためにもさらに強く大きな党をつくる先頭に立つ決意を新たにしています。

 「すごいたたかいをやった」。こう振り返る比例の椎葉寿幸さんは、首相が自ら建設業界に電話して支持を取りつけていたことを紹介。「首相を先頭に反共攻撃を行い票の掘り起こしをするなかで、共産党が比例で前進できたことが確信になっています」

 椎葉さんは、総選挙を見据えて語ります。「比例で850万票を安定して獲得し、将来的には1000万票をとれる党をどうつくるのか求められている」

複数区も共闘効果

 複数区のたたかいでも野党プラス市民の共闘が大きな効果を発揮しました。

 千葉選挙区の浅野史子さんは、市民がつくった「ふみネェ推し隊」のメンバーがインターネットで「おれの友だちの浅野史子をよろしくね」と訴えた“友だち作戦”で支持を広げていったと発言。さらに他党派や無所属の地方議員らが支持を広げてくれ、「地域の要求を実現するためにも大事な関係をさらに広げていきたい」と表明しました。

 埼玉選挙区の伊藤岳さんは、市民がツイッターで「激戦埼玉で伊藤岳をブチ上げろ」という投稿を広げ、それをみて多くの人が電話かけや街頭宣伝にかけつけたことを紹介。市民のたたかいをリスペクトし、新しくできたつながりを生かしたいと語りました。

確認書が「お守り」

 「すべての野党の看板を背負っているという思いでたたかいました」。唯一、共産党公認の野党統一候補となった香川選挙区・田辺健一さんは、選挙後、各政党や団体を訪ねると「よく健闘した」「野党共闘の貴重な第一歩をつくってくれた」といって拍手で迎えられ、これまで共産党が参加していなかった政策勉強会などにも声をかけられると語りました。

 共産党の松原昭夫県委員長と民進党の小川淳也県連代表が交わした確認書が力になったと強調。民進党の党員や支持者が確認書を「お守りだ」と言って毎日のように事務所に駆けつけたと述べ、「これを力に共産党への誤解、偏見をとりのぞく努力をしていきたい。党をまるごと語るつどいを数多く取り組みたい」と語りました。


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