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2016年7月31日(日)

検証参院選 共産党比例601万票 上

過去2番目の得票数・率 躍進の13年から86万票増

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 先の参院選では、全国に32ある1人区で野党統一候補の擁立が実現し、11の選挙区で激戦を制して自民党候補に勝利しました。その野党共闘の勝利に全力をあげた日本共産党は、政党を選ぶ比例代表選挙で601万6195票を獲得して5議席、選挙区選挙では東京で当選を勝ち取り、改選3議席を6議席に倍増させました。非改選とあわせて14議席への前進です。この力を生み出した「比例601万票」の意味をあらためてみてみました。


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(写真)党国会議員団の会議で新議員の岩渕友(後列左から2人目)、武田良介(同4人目)、山添拓(右)の各氏に花束が贈られました=7月26日

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 日本共産党が獲得した今回の601万票(得票率10・74%)は、参院選に比例代表が導入・実施された1983年以降、比例8議席を獲得した98年参院選の819万5078票(14・6%)に次ぐ2番目に高い得票・得票率です(グラフ)。今回の比例の得票は、党史上からみても画期をなすものです。

 県別でみると、98年参院選に次ぐ得票となったのは23都道県。うち20都県では得票率も98年に次ぐ高さとなりました。(別項)

■新たな到達も

 今回の参院選比例票で新たな到達を築いた県も生まれています。

 茨城県では98年比6221票増の12万1321票、沖縄県では2万5828票増の9万61票となり、いずれも過去最高得票を記録しました。

 沖縄県は得票率も98年比3・25ポイント増の15・64%。岩手県も得票率11・24%と2ケタに乗せ、ともに過去最高の得票率となりました。

 日本共産党が躍進した直近の2013年参院選と比べると、今回党の比例票は116・7%(86万2140票増)、得票率は110・9%(1・06ポイント増)とさらに前進しました。県別でみると、39都道府県で前回2013年参院選より得票を増やしています。

 獲得議席をみて「与党勝利」と報じられていますが、自民党の比例票は前回比108・9%で、公明党は100・0%にとどまっています。

■攻撃に抗して

 過去2番目の峰を築き、躍進した前回よりも前進させた日本共産党の今回の比例601万票は、かつてない政権側の激しい野党攻撃、共産党攻撃とたたかって獲得したものでした。

 選挙戦では、安倍晋三首相を先頭に、閣僚、与党幹部らが1人区を中心に入り、日本共産党を名指しして連日攻撃。首相自ら地方議員、業界役員らに直接電話を入れ猛烈な締め付けをはかりました。「共産党は暴力革命の方針を維持」と攻撃する出所不明の謀略ビラなども大量にまかれました。それは「野党共闘に本格的に踏み込み、政権打倒に全力をあげるわが党に対する、支配勢力の強い危機感、恐怖と憎悪を示すもの」(日本共産党常任幹部会声明・7月11日)でした。

 日本共産党は、こうした政権あげての攻撃に、「立憲主義を取り戻す」という野党と市民の結束の大義を太く示して、断固たる反撃を展開しました。

 (つづく)

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