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2016年7月10日(日)

英・EUの結束確認

米大統領 EU首脳らと会談

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 【ワルシャワ=NATO首脳会議取材団】オバマ米大統領と欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長は8日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれているポーランドのワルシャワで会談しました。3氏は、英国が国民投票でEU離脱を決めたものの、今後も緊密な関係を維持し、経済や安全保障で協力を強めることを確認しました。

 オバマ氏は「英国の国民投票で欧州全体の安全と繁栄が揺らいでいるという誇張は間違っている」と指摘。米英両国の「特別な関係」を強調する一方、「米国は統一した民主的な欧州と強く永続する利害関係を持っている」としてテロ対策や対ロシア、難民、気候変動などで協力を続ける姿勢を示しました。

 トゥスク氏は「EUと英国の関係を可能な限り緊密に維持することが欧州と米国の利益になる」と指摘。ユンケル氏も「英国とEUは、国民投票後もあらゆる分野で利益を共有している」と訴えました。

 3氏は、米国とEUが交渉を続ける環大西洋貿易投資連携協定(TTIP、米欧版TPP)についても協議。協定の早期締結に意欲を示したオバマ氏に対し、ユンケル氏は「今年末までに交渉を終えたい」と応じました。


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