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2016年7月7日(木)

野党統一候補勝利へ 党首ら結束

長野・杉尾氏必勝 志位・岡田・又市氏

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(写真)参加者の声援に手を振る(壇上、右から)シールズ・諏訪原、杉尾ひでや候補、民進・岡田代表、共産・志位委員長、社民・又市幹事長、信州市民連合・茅野の各氏=6日、長野市

 参院選1人区で屈指の激戦となっている、長野選挙区の杉尾ひでや野党統一候補=民進党公認=の必勝へ6日、日本共産党の志位和夫委員長、民進党の岡田克也代表、社民党の又市征治幹事長は長野駅前で市民連合との合同街頭演説を行いました。駅前広場や歩道は「みんなのための政治を、いま。」「野党は共闘」とのプラカードを掲げる市民らでぎっしり。「スギオ」コールが飛び交い、熱気がみなぎりました。

 安倍晋三首相も前日に3度目の応援に入るなど、与野党双方の総力戦が続いています。

 杉尾候補は「市民と政党が一緒に手を組んだ、まさに日本の新しい政治、民主主義の形を実践している」「強者でなく弱者のための政治を」と訴えました。信州市民連合の茅野実さん、シールズの諏訪原健さんらが必勝を呼びかけました。

 岡田氏は「(改憲を)絶対に阻止しよう」「全国で勝利できるよう力をあわせ頑張る」、又市氏は「野党が勝ち安倍暴走を止めよう」と訴えました。

 志位氏は、1人区について「最終盤でかなりの選挙区で接戦に持ち込んでいます」「32すべてで自民党を倒し、野党の勝利へ最後まで頑張り抜きます」と力を込めました。

 憲法改定が大争点に浮上していることが世論調査でも示されていると指摘し、「安倍改憲の本丸は9条を壊すことです。憲法9条という世界に誇る宝物は、無傷で次の世代に引き継ごう。この願いを杉尾さんに託してください」と呼びかけました。

 さらに、「アベノミクス」による格差と貧困を是正する野党の「共通政策」について、介護職員・保育士の給与引き上げや長時間労働の是正など幅広く紹介し、「暮らしをよくして経済を立て直す。しっかりした対案がここにあります。杉尾さんで実現しよう」と訴えると、拍手がわき起こりました。

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宮城・桜井氏必勝 小池・枝野・ 玉城・又市氏

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(写真)そろって声援に応える(左から)小池、玉城、桜井、又市、枝野の各氏=6日、仙台市青葉区

 桜井充野党統一候補(民進公認)と自民党候補が1票を競り合う宮城県。桜井候補と4野党幹部の訴えに、拍手が鳴り響きました。6日、仙台市での野党4党合同演説会。日本共産党の小池晃書記局長、民進党の枝野幸男幹事長、生活の党の玉城デニー幹事長、社民党の又市征治幹事長が必勝を訴えました。

 雨の中、仙台駅西口アエル前のデッキにも歩道にも幾重にも聴衆が並びました。

 桜井候補は「野党4党が力を合わせて憲法9条を守る。憲法守るために、この1人区で勝利しなければならない」と訴え、「いいぞ」の声と拍手が湧き起こりました。

 小池氏は、「戦争できる国、独裁国家への道を許してはならない。だから野党は結束している」と野党共闘の意義を強調。「全国で最初に、政党間で選挙協力の合意ができたこの宮城で勝利し、『民主主義ってこれだ』ということを示そう」と力を込めました。

 枝野氏は「このたたかいは、日本の民主主義と平和と国民の暮らしを守るたたかいです」と力説。玉城氏は「野党共闘が成功すれば国民一人ひとりのための政治が実現できる」と述べ、又市氏は「何として勝ちましょう」と呼びかけました。

 シールズの本間信和さん、「オールみやぎ」の吉田美智子さん、「弁護士219人の会」の新里宏二さんが、応援スピーチ。聞いていた男性会社員(34)は「安倍内閣はあまりにもひどいので頑張ってほしい」と感想を語りました。


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