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2016年7月6日(水)

統一候補勝利、党躍進で改憲の野望 打ち破ろう

不破前議長が応援

山梨 宮沢候補必ず

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(写真)左から宮内比例候補、訴える不破前議長、山田社民党県連代表、飯島民進党県連代表代行=5日、甲府市

 日本共産党の不破哲三前議長(86)は5日、甲府市のJR甲府駅北口で、参院選山梨選挙区の宮沢ゆか野党統一候補の応援演説に立ち、宮沢候補必勝と比例区での日本共産党躍進を訴えました。不破氏の街頭演説は2014年12月の総選挙以来1年半ぶりです。

 演説で不破氏は、野党と市民が連合し、改憲を狙う自民党政権と総がかりで対決するのは、日本政治史上初めてだと強調。その根底には、安倍政治を続けさせたら“日本は大変なことになる”との強い思いがあると指摘しました。

首相在任中に改憲の本音隠し

 その上で、3月の参院予算委員会では安倍首相が「私の在任中に(改憲を)成し遂げたい」と本音を語りながら、今回の参院選では自公両党が改憲は“選挙で議論する問題ではない”と言い出したと指摘。18年9月までの自民党総裁在任中に改憲するというなら、その前の最後の参院選となる今回、改憲について説明しないのは、「国民に対するだまし討ちではないか」と厳しく批判しました。

 不破氏は、自民党改憲草案について、現行憲法の前文から日本の過去の戦争への反省を全部削り去り、「戦力不保持」「国の交戦権を認めない」という憲法9条2項も削って「内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍」を創設し、文字通り海外でアメリカの戦争に参加できるようにするなど、憲法を根本から変えてしまうものだと批判しました。

 不破氏は、安倍首相らが「野合だ」「対案がない」との批判を強めているのは、改憲の最大の障害である野党共闘を恐れているからだと指摘。「自民一強」だというが、わずか17%の絶対得票(有権者比)しかないのに、小選挙区制の仕組みで多数の議席を占めているだけで、「決して強くはない」と強調。「それを打ち破ろうというのが野党共闘だ」と訴えました。

 「いま、日本の政治に野党と市民・国民の大連合が生まれつつある。これが発展すればまさに日本の政治を変える新しい流れとなる。今度の選挙は、その極めて大事な、大事な一歩です」、「みなさんのお力添えをお願いしたい」と訴えた不破氏に、聴衆は拍手と歓声で応えました。

 不破氏に先立ち、飯島修民進党県連代表代行(県議)、山田厚社民党県連代表(甲府市議)、日本共産党の宮内げん比例候補が訴えたほか、宮沢選挙区候補のメッセージが紹介されました。日本共産党の斉藤和子衆院議員が応援に駆けつけました。


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