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2016年6月15日(水)

全国どこでも時給1500円必要

全労連「大幅引き上げを」

最低生計費試算調査

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(写真)会見する全労連の斎藤常任幹事(中央)ら=14日、厚労省

 全労連は14日、加盟する労働組合が中心になって実施した最低生計費試算調査の結果を発表しました。全国どこでも月額22万〜25万円、時給換算で1500円以上が必要だとしました。同日に始まった中央最低賃金審議会に大幅引き上げを求めていくとしています。

 25歳単身者の1カ月の生活に必要な月額賃金(税込み)は、最低の広島県で21万991円(時給1407円、現在の最低賃金額769円)、最高の静岡県で25万1490円(時給1677円、同783円)です。時給換算は平均所定内労働時間に近い150時間で割ったものです。

 この調査は、労働者が健康的で文化的な人間らしい生活をするためにどれくらいの費用がかかるのかを明らかにするために、各地で実施。生活実態調査をもとに積み上げて算定。年額に換算すると270万〜300万円前後になるとしています。

 北海道、岩手県、福島県、静岡県、新潟県、愛知県、広島県の各調査は昨年から今年にかけて、徳島県、香川県の各調査は2012年に実施した調査の結果です。

 厚生労働省で会見した全労連の斎藤寛生常任幹事は「地域間格差は当然だという議論があるが、本当にそうかという点から科学的に検証する立場で取り組んだ」と語りました。

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