「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年6月2日(木)

介護離職 賃上げ待ったなし

与野党議論で高橋氏

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)介護離職をなくす会の討論会で発言する高橋議員(右)=5月31日、衆院第2議員会館

 学者・研究者と介護関係団体などでつくる「介護離職のない社会をめざす会」は5月31日、衆院第2議員会館で、与野党の代表らを招いて政策討論会を開きました。日本共産党から高橋千鶴子衆院議員が参加しました。

 同会代表の1人、樋口恵子・高齢社会をよくする女性の会理事長が講演。介護休業制度の拡充・拡大と、介護職の待遇改善・報酬引き上げ問題について、各党が発言しました。

 公明党の古屋範子副代表は、介護職員の賃金引き上げに取り組んできたと発言。これに対して民進党の初鹿明博衆院議員は「いうこととやっていることが違う。野党が出した5万円の賃上げ法案を与党は否決した」と指摘しました。

 高橋氏は、今国会で介護休業給付が育児休業並みに増額されたのは一歩前進だが、“公的介護サービスがあるから家族の介護は必要ない”との認識が基本にあると指摘。一方で、介護1・2の生活援助や福祉用具の全額自己負担化がねらわれていることをあげて、「介護サービスが受けられなくなり、家族に負担がのしかかってくる」と批判しました。

 介護職の待遇改善については「与党は野党の賃上げ法案を理由も示さず否決しました。障害福祉職員なども含めて賃上げは待ったなしです。1人夜勤などの実態もあり、配置基準の引き上げも急務です」と述べました。

 介護報酬を上げると保険料も上がるのではとの質問に対し高橋氏は、「国の負担を増やし、利用者に跳ね返らないようにしていくことが必要です」と強調しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって