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2016年5月26日(木)

きょうの潮流

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 私たちはまず旅する集団だった―。35年前のきょう結成された平和・民主・革新の日本をめざす全国の会。通称、全国革新懇。世話人の一人だった作家の小中陽太郎さんは当時をそう振り返ります▼運動の始まりは1980年の社公合意でした。革新自治体が全国にひろがり、危機感を抱いた支配層が日本共産党を排除し、切り崩しをはかります。しかし自民党政治からの転換を願う人びとは新たな運動に結集。それが全国革新懇でした▼個人や団体、政党では共産党が力を合わせました。政党と無党派が手を携える世界でも例を見ない統一戦線運動は手探りの連続。世話人らが全国に遊説し、各地で懇談しながら地域や職場に種をまき、芽を育ててきました▼日本の政治革新の土壌を耕す壮大な運動。発足時、代表世話人を務めた共産党の宮本顕治委員長は「この運動が発展すれば、かならず日本の多数派を代表する勢力の源流として成長することができる」と▼草の根の歩みはいま大河となって戦争法廃止、安倍政権打倒をめざす新しい野党と市民の共同につながっています。「共産党排除」からその党をふくむ「野党共闘」へ。幅広い市民と政党の共同も当たり前の光景に▼「各分野、いろんな階層の運動を一つの糸に結びあわせる」。35年前の結成総会で映画監督の山本薩夫さんはそうあいさつしました。生活向上、民主主義、平和の三つの共同目標を掲げる全国革新懇の役割はいま、ますます重要に。政治を変える運動の“架け橋”として。


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