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2016年5月5日(木)

主張

「こどもの日」

主権者としての未来に希望を

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 きょうは「こどもの日」です。子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかることを目的に制定されました。子どもの成長をみんなで喜び、一緒にすてきな未来を描きたい―。そんな父母の願いや、子どもたちの未来が、戦争法の強行、格差と貧困の拡大など、安倍晋三政権のおし進める暴走政治のもとで脅かされています。この1年、“子どものいまと未来を守る”ために多くの父母、おとなたちが声をあげ立ち上がってきました。

育まれる平和を守る力

 「安保関連法に反対するママの会」は、きょう、東京・新宿で「5・5ママの新宿ジャック」と銘打って、首都圏では昨年7月の「渋谷ジャック」以来の大規模な街頭宣伝をおこないます。さらに、「母の日」にあたる8日までを「だれの子どももころさせないweek@全国アクション」とし、新宿での行動をはじめ、各地でパレードや街頭スピーチ、ピクニックイベントなど多彩な活動を展開します。

 ママの会は“だれの子どももころさせない”を合言葉にSNSでつながった母親たちが、仕事や育児を抱える中で、アメリカが起こす戦争に日本が加わることへの不安から声をあげ、親子で学ぶ憲法カフェや、思いをあらわすスタンディング行動、国会前行動など多彩なアピール活動を、各地で繰り広げてきました。

 その活動は、戦争法強行後も、47都道府県の100カ所以上に広がっています。「2000万署名」に取り組み、参議院選挙の1人区で野党共闘を後押しするうえでも大きな力を発揮しています。

 ママの会のスローガンには、自分たちの子どもはもちろん、世界中のすべての子どもたちに「殺し殺される」事態をつくってはならないとの願いが込められています。

 戦争法の廃止を求める高校生を中心とした10代グループ「T‐n(ティーン)s(ズ) SOWL(ソウル)」が、毎週「安倍政権の退陣を求める国会前抗議行動」を始めています。高校生や中学生が自分たちの意思を政治に反映したいという思いを強くしています。NHKの世論調査では7割以上が政治に「不満」、9割近くが「今の政治が変わってほしい」と願っています。

 2015年に実施した高校生・中学生1万人憲法アンケート(高校教育研究委員会と子ども全国センター)では、高校生61・9%、中学生66・7%が「18歳になったら投票に行く」と答え、「憲法9条は戦後の日本の平和のために役立ったと思う」との回答は7年前の64・7%から72・8%と8ポイントも増えています。

 草の根で広がった一つひとつの種が、若い父母や、中学生・高校生に受け継がれ、育まれ、立憲主義、平和主義を守り、戦争法に反対する大きな力になっています。

 「安心・安全の認可保育所を増やして」「保育士の処遇を改善して」と切実に願う父母たちを中心に、子どもの成長と発達が保障される保育環境を求める運動も大きく広がっています。

新しい政治 子どもたちへ

 未来をつくるのは子どもたちです。日本共産党は、主権者として「自分たちの社会は自分たちがつくる」という希望を抱く子どもたちの願いにこたえ、子どもが豊かに成長し、夢に羽ばたける新しい政治実現のため、すべての世代のみなさんとともにがんばります。


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