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2016年5月1日(日)

政府、浮具の撤去開始

沖縄県要請うけ 県民「海元に戻せ」

辺野古

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(写真)船やカヌーから、すべての構造物を撤去せよと抗議する県民ら(手前)=30日、沖縄県名護市

 防衛省沖縄防衛局は30日、同県名護市辺野古の米軍新基地建設で海上の抗議行動を排除するため海上に設置したフロート(浮具)と、汚濁防止膜(オイルフェンス)の撤去作業を始めました。

 フロートなどの撤去は、県が裁判の和解で翁長雄志知事による埋め立て承認取り消しが効力を回復したため、工事資材の設置に法的根拠がないとして、政府に求めていました。

 新基地建設に反対する県民らは、フロートだけでなく、ブイ(浮標)やコンクリートブロック、作業用の台船などすべての構造物を撤去せよと海上抗議行動を展開。船4隻、カヌー27艇を出し、「海を壊すな」「新基地建設反対」などと書かれたプラカードや横断幕を掲げました。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前でも抗議行動が続きました。

 沖縄県統一連の中村司代表幹事は「政府は撤去に抵抗したようだが、裁判闘争や現地、国会内外のたたかいが連動して追い詰めた結果だ。政府は、海を元の状態に戻すべきだ」と語りました。

 激励に訪れたイハ洋一参院沖縄選挙区候補は「これを勝利の一歩にしたい。参院選で県民の意思を示していく」と述べました。

 金武町の女性(72)は「まだ安心できない。新基地建設を完全に止めるまで抗議行動を続ける」と話しました。

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