「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年4月29日(金)

オスプレイ支援を追及

井上議員 自衛隊で対応できた

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する井上哲士議員=28日、参院外防委

 日本共産党の井上哲士議員は28日の参院外交防衛委員会で、熊本地震で、米軍の垂直離着陸機MV22オスプレイが輸送支援を行ったことについて政府の姿勢を追及しました。井上氏は冒頭、政府は米国からオスプレイによる支援申し入れを受けたとする一方、米海兵隊が「日本政府の要請」と発表したことの矛盾をただしました。

 中谷元・防衛相は「(海兵隊発表は)日米間の事務的調整の一部をとらえたもの」として、あくまで最初に米側から支援申し出があったと強弁しました。

 米軍オスプレイは18〜23日の間に、南阿蘇村白水公園に36トンの支援物資をのべ12機で輸送しました。

 井上氏は、オスプレイの積載量は9トンなのに、その3分の1しか運ばなかったと指摘。自衛隊は大型輸送ヘリCH47を70機保有しながら、18機しか派遣していないとして、「『自衛隊のヘリ能力だけでは不十分』というが、実際には自衛隊で対応できたのではないか」と追及しました。

 中谷氏は「確かにCH47はたくさん積める」と認めた一方、「一度に大量に運ぶのではなく、頻繁に送り届ける必要もある。米側が支援可能だと調整もしたので支援をお願いした」などと述べました。

 井上氏は、オスプレイの活動実績づくりのために「自衛隊の能力は不十分」とごまかすものだとして、「震災の政治利用は被災者にも現場の自衛隊員にも大変失礼な話だ」と厳しく批判しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって