「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年4月28日(木)

参考人質疑 温暖化対策不十分

塩川氏 原発固執に批判の声

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=22日、衆院環境委

 衆院環境委員会は22日、地球温暖化対策推進法改定案について参考人質疑を行いました。

 気候ネットワークの平田仁子理事は「法律に削減の中長期目標が明記されていない。パリ協定での『今世紀末までに温室効果ガス実質ゼロ』を受けて長期的に取り組む足掛かりとして全く不十分」と主張。東北大学の明日香壽川教授は「日本の削減目標(1990年比18%減)は低すぎて米中EUよりも劣るというのが国際的評価だ」と指摘しました。

 日本共産党の塩川鉄也議員は、温暖化対策計画で、2030年の電源割合が原発20〜22%、石炭火力発電26%だとして両電源に固執する政府の姿勢について質問。平田氏は「福島原発事故後の多くの国民の思いを反映していない。原発はゼロにすべきだ」、明日香氏は「太陽光や風力発電のコストは原発よりも安い。原発なしでも温暖化対策は可能」とのべました。

 石炭火力発電について平田氏は「40基を超える新設計画は日本だけだ。事業者の自主目標任せが原因だ」、明日香氏は「パリ協定の1・5度目標(世界の平均気温を抑える上昇幅)を達成するには石炭を止めるしかない」と求めました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって