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2016年4月22日(金)

未来決める選挙 必勝を

北海道5区 池田候補を小池氏が応援

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(写真)池田まき候補(右)の必勝を訴える小池晃書記局長=21日、北海道北広島市

 日本共産党の小池晃書記局長は21日、衆院北海道5区補選(24日投票)で市民・野党が共同して推す池田まき統一候補の応援に駆けつけ、「日本の未来を決める選挙です」「大激戦を何としても勝ち抜こう」と力いっぱい訴えました。

 小池氏と池田候補が北広島市の大型ショッピングセンター前に到着すると、待ちわびていた聴衆が拍手と声援を送り、両氏はがっちり握手しました。

 小池氏は、選挙の対決構図について「戦争法を廃止し戦争への道を止める池田まきさんか、それとも戦争法は必要だとし憲法まで変えようという自民党を選ぶのか」が問われていると強調。南スーダンPKO(国連平和維持活動)での自衛隊の任務拡大などの差し迫った危険を告発し、憲法違反の戦争法は廃止しかないと訴えました。

 環太平洋連携協定(TPP)について、「自民党は『重要品目は全部守る』と言いながら全部譲ってしまった」と批判し、「北海道の経済、農業を守る願いを、党派を超えて広げてください」と力説。さらに「アベノミクス」や原発再稼働などでも対決構図がはっきりしているとして池田候補への支持を呼びかけ、聴衆は大きな拍手で応えました。

 与党側による「野合」攻撃に対して、小池氏は「戦争法を廃止し立憲主義・民主主義を取り戻す。これほどの理念、大義はない」「市民が声をあげたからこそ共闘ができあがっている。これを攻撃するのは国民を愚弄(ぐろう)するものだ」と指摘。与党が「正攻法では勝てない」と、なりふり構わず反共攻撃に出ているとし、「これを打ち返し、市民と野党が力を一つにまとめ、必ず勝とう」「補選での勝利が戦争法やTPP、消費税増税などの暴走を止め、戦後最悪の安倍政権を倒す確かな力になる」と力を込めました。

 小池氏の応援を受けた池田まき候補は、福祉の現状やシングルマザーとして子育てしてきた経験を語り、介護、年金、子育て支援などについて「現実を知る私が本当に安心できる社会の仕組みにしていきたい」と訴えました。「誰一人も置いてきぼりにしない、心から安心できる社会のために国政へチャレンジしています。どうか必ず(勝利を)実現させてください」と声をからしながら力強くよびかけると、「頑張れ」の声援と大きな拍手が起こりました。

 演説を聞いた女性(66)=札幌市厚別区=は「(野党共闘の)最初の選挙です。戦争はいけない。これを原点に最後まで頑張りたい。公明党に入れていたという人も『今回は池田さんに入れる』と言ってくれた」と語りました。

 演説後、小池氏は池田まき選挙事務所を訪れ、共同の力で必ず勝利しようと決意を固め合いました。

 投票日(24日)が目前に迫った同日、民進党の岡田克也代表らも池田候補の応援に入りました。一方、自民党陣営は小泉進次郎衆院議員を再び投入するなど必死の動きを強めています。


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