「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2016年4月16日(土)

警察官の暴行に告訴状

東京・新宿署 ヘイト抗議の市民3人

池内議員ら同行

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 東京都新宿区の大久保駅周辺で先月27日に行われた右翼系団体のヘイトスピーチ(差別扇動行為)デモに抗議した市民が、現場警備に当たっていた警察官に首を絞められるなどの暴行を受けたとして15日、被害を訴える告訴状を警視庁新宿警察署に提出しました。

 代理人弁護士2人と日本共産党の池内さおり衆院議員、民進党の有田芳生、社民党の福島みずほ両参院議員が同行しました。

 告訴したのは都内在住の30〜40歳代の女性3人。告訴状によると、ヘイトデモに抗議するため車道に出たところ「適正な職務の執行」の名目で、警察官に暴行されました。

 私服警官に首をつかまれて引きずられ、全治約1週間の頸部(けいぶ)挫傷を負った30代の会社員の女性は「息ができず声も出せず苦しかった」と恐怖を感じたことを振り返り、「差別とたたかってきた人たちが(警察から)理不尽なことをされてきた実態が明らかになった。警察の対応を改めるきっかけにしてほしい」と訴えました。

 応対した同署の植村正彦刑事課長に対し、池内、有田、福島各氏が警備の改善を要求。池内氏は「警察がいったい誰を守っているのかが問われている。国会でも追及していきたい」と語りました。

 弁護士らによると、暴行を受けた日に同署に被害を届け出たところ、同署は「調査中」を理由に受理しませんでした。その後、暴行現場の画像がインターネットで拡散され国会などでも取り上げられたことで、同署から被害届を受け付けるとの連絡があったといいます。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって