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2016年4月1日(金)

自民党 相次ぐ暴言

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待機児“産んだあなたの責任”

 自民党の山田宏参院比例代表予定候補(元衆院議員)が、31日に開かれた自民党東京都連の支部長・常任総務合同会議で、保育園の待機児解消を求める母親たちに対して“産んだあなたの責任はどうなのかと言いたい”という趣旨の暴言を吐いたことが明らかになりました。

 出席者によると、会議では下村博文・党選対副委員長が選挙情勢を報告し、参院予定候補らがあいさつしました。

 山田氏はあいさつで野党を批判し、待機児解消を求める声にふれ“行政の責任がどうのこうのという前に、産んだあなたの責任はどうなのかと言いたい”という趣旨の発言をしたといいます。

 本紙は山田氏に質問状を送付し、発言が事実なのか回答を求めました。山田氏はファクス経由で文書回答し、「『日本死ね』という匿名で誰が書いたかわからないブログに関して、子供を育てるのは、第一義的には親の責任であり、子育ては国次第、自分の子供を育てることに対して社会が責任をとれ、というのは考え方が間違っているのではないか、ということを申し上げた」と説明しました。

 回答書の内容を知った自民党関係者は「ひどい回答文ですね。政治家の質がこれほど悪いとは…。国民からしっぺ返しを受けるのではないか心配だ」と語りました。

戦争法反対“精神鑑定を”

札幌・勝木市議 共産党が抗議

 日本共産党札幌市議団は3月30日、自民党議員会に対して、同党市議が29日の本会議で行ったやじに抗議し、撤回と謝罪を求める抗議文を提出しました。

 自民党の勝木勇人議員は、第1回定例会最終日の本会議で、「立憲主義と民主主義を尊重し、安全保障関連法を廃止することを求める意見書」への賛成討論に立った日本共産党の小形香織市議に対し、「精神鑑定を受けた方がいいんじゃないのか」とやじを飛ばしました。

 抗議文は「小形議員の人格に対する攻撃であるだけでなく、安全保障関連法の廃止を求めるすべての市民および国民を冒瀆(ぼうとく)する許しがたいもの」と批判。憲法違反の安全保障関連法が施行された日に行われたことは、自民党のおごりを示すものであり、「市民の負託を受けた議員として、このような言動は許しがたい」としています。

 共産党控室には、市民から「共産党を好きでなかったが、今回のやじは一般市民をも愚弄(ぐろう)している。日本のためにも共産党にエールを送りたい」(豊平区・男性)、「今回のやじは精神障害者への偏見を助長する発言で差別そのもの」とのメールが寄せられています。


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