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2016年4月1日(金)

待機児問題 基準上げ 安心の保育所に

BSフジ番組 田村智子議員が主張

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 日本共産党の田村智子参院議員は30日放送のBSフジ番組「プライムニュース」に出演し、保育所の待機児童問題について与野党の女性議員と討論しました。

 田村氏は「ここまで待機児童の問題が深刻になったのは国の責任が問われる」と指摘。国の待機児童緊急対策が、国の基準より保育士の配置基準や保育所の面積基準を引き上げている自治体に、低い国の基準に合わせるような要請をしていることについて、「最低基準を引き上げて安心して預けられる保育所をつくれるように支援しないといけないのを、待機児童が多いところは最低でもいいと押し付けるのは間違っている」と批判しました。

 自民党の森雅子参院議員が「(安倍政権は)あらゆることをやってきた」という発言に対して、田村氏は「公立保育所を増やす。分園をつくる。国がそこにお金を出すという新たな財政措置をとるべきだ」と主張しました。

 待機児童問題の大きな原因となっている保育士の処遇を改善するために野党が共同で提出した保育士の給与を月額5万円ひきあげる法案について、田村氏は「全産業の平均と比べて低くすぎ、保育士の確保ができない。保育園に預けられない親が、仕事を辞めないといけないとか、育休を延長しないといけないなど大きな影響が出ている」と法案の意義を語りました。

 最後に待機児童解消にむけて提言を問われた田村氏はフリップに「自治体の責任で認可保育所を」と書き、「民間がつくるのを待っている場合じゃない。小泉内閣時代から公立保育所は2000カ所以上減っている。今も公立つぶしは続いています。自治体は公立保育所をつくり、国も支援をするべきです」と述べました。


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