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2016年2月28日(日)

憲法の歯止めなくなる

改憲草案など 井上氏が批判

テレ朝番組

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 日本共産党の井上哲士参院幹事長は27日未明のテレビ朝日系番組「朝まで生テレビ」に出演し、「憲法改正 是か否か」をテーマに自民党改憲草案や安保法制(戦争法)について各党議員や研究者らと議論しました。

 「国防軍」の創設を掲げた自民党改憲草案について自民党の柴山昌彦衆院議員が「自衛隊が違憲という意見があり、分かりやすくしたもの」としたのに対し、井上氏は「安保法制でも、自衛隊は軍隊ではないので集団的自衛権行使は“限定的”としていたではないか」と述べ、国防軍化は自衛隊の海外での武力行使を全面的に拡大するものだと指摘しました。

 柴山氏が改憲草案について「集団的自衛権や集団安全保障を憲法上、認めるもので、具体的には法律で要件を定める」と認めたのに対し、井上氏は「憲法の歯止めが全部なくなるということだ」と批判しました。民主党の小西洋之参院議員も「軍事力を行使すれば、この間培ってきた平和国家として(外国から)見られなくなる」と述べました。

 井上氏は、安保法制で自衛隊による「武器等防護」を外国軍の武器にまで拡大したことで、米軍空母の護衛まで可能になったこともあげ、ひとたび軍事衝突が起きれば集団的自衛権が事実上行使される危険を指摘しました。

 人権の制限を盛り込んだ「緊急事態条項」の創設に対しては、パネリストらから「(戦前の)国家総動員法に似ている」、「改憲のために、災害対応を(理由に)持ち出しているようだ」と批判が続出。井上氏は、同条項は「司法や立法府のコントロールもきかない。改憲草案は世界で突出して危険だ」と批判しました。


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