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2016年2月12日(金)

あべ予定候補・市民連合が協定(参院熊本選挙区)

安保法制廃止・無所属貫く

“市民の候補、全力で支援”

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 「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」と参院選熊本選挙区で市民団体と野党5党が擁立した、あべ広美予定候補は11日、熊本市内で、安保法制廃止、集団的自衛権の閣議決定の撤回を含む立憲主義の回復―などを公約として掲げ、当選した場合も無所属議員として活動することなどを内容とする協定書を調印しました。「市民連合」代表と、あべ候補は記者会見し、「民主主義と立憲主義を守る」(あべ氏)決意を表明しました。


写真

(写真)協定書を結び、握手する「市民連合」のメンバーと、あべ広美候補(中央)=11日、熊本市

県内野党の代表ら出席

 調印には、「市民連合」から山口二郎氏(立憲デモクラシーの会・法政大学教授)、佐藤学氏(安保関連法に反対する学者の会・学習院大学教授)、本間信和氏、芝田万奈氏(SEALDs)、熊本側からは、あべ候補とともに「戦争させない・九条壊すな!くまもとネット」の代表、日本共産党、民主党など県内野党代表らが出席。調印と会見に先立ち、あべ氏と各代表は約1時間にわたり意見交換会を開きました。

 協定書は、「市民連合」として、(1)安全保障関連法の廃止(2)立憲主義回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回含む)(3)個人の尊厳を擁護する政治の実現―の3点を公約する市民・野党統一候補を推薦し「全力で支援」することをうたっています。また、候補者は当選した場合でも「特定政党に属さない」ことが明記されています。

 記者会見で山口氏は、調印の趣旨を説明し、「熊本のケースを全国に発信して、多くの市民に熊本の形でできるのだという道を示したい」と発言。あべ候補は、「熊本の地から民主主義と立憲主義を取り戻す運動を広げていきたい」と決意を語りました。

 熊本県(参院選改選数1)では、安保法制(戦争法)に反対するため結成された「戦争させない・九条壊すな!くまもとネット」が、(1)集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回(2)先の国会で採決された11の安全保障関連法の廃止(3)日本の政治に「立憲主義と民主主義をとりもどす」―の3点を共通の目的に、県内の5野党と二つの労働組合とともに、あべ氏を統一候補として擁立。全国に先駆けて市民・野党統一候補が実現していました。


あべ熊本選挙区予定候補と市民連合が調印の協定書

(全 文)

 参院選熊本選挙区に立候補表明している、あべ広美弁護士と、安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合が11日に結んだ協定書全文は次の通りです。

 安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合(以下、市民連合)は、「立憲主義、民主主義、平和主義の擁護と再生は、誰もが自由で尊厳あるくらしをおくるための前提となるものである。私たち市民連合は、安全保障関連法を廃止、立憲主義を回復し、自由な個人が相互の尊重のうえに持続可能な政治経済社会を構築する政治と政策の実現を志向する」という理念の下、下記の3点を公約する「市民派・野党統一」候補を推薦し、市民連合推薦候補として全力で支援を行います。

 公約1 安全保障関連法の廃止

 公約2 立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む)

 公約3 個人の尊厳を擁護する政治の実現(具体的政策については今後協議する。)

   安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

 私は、市民連合の掲げる上記3点を2016年参議院選挙において公約します。

 市民連合の推薦を受け、当選したあかつきには、原則として任期満了まで特定政党に属さず、上記公約実現のため全力を挙げることを約束します。

 2016年2月11日

   あべ広美


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