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2016年2月10日(水)

“殺さない殺させない”

真宗大谷派と念仏者 「九条の会」合同集会

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(写真)池田氏と泥氏の対談を聞く参加者=9日、京都市

 真宗大谷派・九条の会と念仏者九条の会は9日、京都市内で合同全国集会「殺さない・殺させない」を開き、約150人が参加しました。

 翻訳家・ドイツ文学者の池田香代子氏は「これ、英語でなんて言う?」と題して基調講演をしました。池田氏は安倍首相が戦争法などで使う「後方支援」や「武器の使用」は英語に訳すと「兵たん」と「武力行使」に他ならないと指摘。東日本大震災や阪神・淡路大震災を経験して人を助けたいと自衛隊に入った若者を「ごまかしの言葉で戦地に送ろうとしている。こんなことを許していいのでしょうか」と訴えました。

 元自衛隊員の泥憲和さんは、戦争法に関する一連の国会論戦で、日本共産党が自衛隊の内部文書を得て鋭く切り込んでいたことについて、「自衛隊の中でも強い危機感があるということだ」と述べました。

 行動提起では参院選に向けて、全国統一ポスターの掲示、語り合う場の主催、戦争法廃止の2000万署名の達成が提起されました。

 真宗念仏者であり刑法学者の平川宗信名古屋大学名誉教授、奈良念仏者九条の会の藤本信隆代表があいさつ。日本共産党の志位和夫委員長、生活の党の山本太郎参院議員がメッセージを寄せました。

志位委員長がメッセージ

 日本共産党の志位和夫委員長は、9日開かれた真宗大谷派・九条の会と念仏者九条の会の合同全国集会に、次のメッセージを寄せました。

 真宗大谷派・九条の会、念仏者九条の会合同全国集会の開催、おめでとうございます。

 政府によって再び戦争が起きないようにとの決意から生まれた憲法九条は私たちが世界に誇る平和の宝です。

 民族・言語・文化・宗教の相違を超え、戦争を許さない、豊かで平和な国際社会の建設に向け、活動されている皆さんに心から敬意を表します。

 安倍政権による憲法や民主主義、立憲主義の破壊はとどまるところを知りません。

 今私たちは、立場の違いを超えて、この緊急事態を乗り越えなければなりません。国会前や全国で若者、ママ達、学者、そして宗教者の皆さんの声が、今大きな力となり、戦争法廃止の2000万署名への取り組みを後押しし、私たちの平和への願いを形にしています。憲法を守り生かし、戦争のない平和な暮らしと、ひとりひとりの命が大切にされるよう、共に力を合わせて頑張りましょう。


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