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2016年1月24日(日)

野党共闘実現ねばり強く

市民連合が初のシンポ

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(写真)「2016年をどう戦い抜くか」でパネルディスカッションを聞く人たち=23日、東京都北区

 参院選で野党勢力が勝利し、市民の声が届く政治を実現しようと23日、「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」が初のシンポジウムを東京都北区の「北(ほく)とぴあ」で開催しました。会場いっぱいの1300人が参加。「立憲デモクラシーの会」の中野晃一さんが行動提起をおこない、「参院選で32ある1人区での野党統一候補を無所属で擁立する。熊本のような状況を、市民社会の後押しで実現していこう」と呼びかけました。会場は大きな拍手に包まれました。

 「総がかり行動実行委員会」の高田健さんが開会あいさつ。野党共闘にふれ「難しいことだと思うが、私たちがあきらめたら終わる。安倍政権を打ち破るためにねばり強く力を尽くそう」と訴えました。

 俳人の金子兜太(とうた)さんが連帯の言葉を述べました。「野党は頑張れといいたくてここに来た」

 法政大学教授の山口二郎さんを司会に、映画監督の森達也さん、学習院大学教授の青井未帆さん、上智大学教授の三浦まりさん、SEALDs(シールズ)の諏訪原健さんがパネルディスカッション。

 このなかで青井さんは「一昨年の集団的自衛権の行使容認から、(安倍政権は)たがが外れたと思う。安保法制は違憲であると、今年はよりいっそう大きな声でいい続けなければいけない」とのべました。諏訪原さんは「参院選で『本気で勝つ』といい続けることが大事だ。選挙の先にどんな社会を描くのかを訴えていきたい」と語りました。

 哲学者の柄谷行人さんが講演しました。

 日本共産党の小池晃副委員長、民主党の小川敏夫参院議員、維新の党の初鹿明博衆院議員、社民党の吉田忠智党首の各国会議員があいさつしました。小池氏は「参院選で安倍政権に痛打を与えるためには、野党が力を合わせることが必要です。すべての野党に協議を呼びかけています。みなさんの『野党は共闘』の声が頼りです。必ず実らせ、安倍政権打倒まで頑張りましょう」と訴えました。


 市民連合 正式名称は「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」です。戦争法(安保法制)に反対してきた市民団体の有志が昨年12月に結成。戦争法廃止の2000万署名を「共通の基礎」に置き、(1)安全保障関連法の廃止(2)立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む)(3)個人の尊厳を擁護する政治の実現―に向けた野党共闘と選挙協力を求め、参院選32の1人区で無所属統一候補の擁立に向けて関与するとしています。


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