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2016年1月13日(水)

グアンタナモ収容所 即時閉鎖求め集会

米ホワイトハウス前“大統領は公約守れ”

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(写真)グアンタナモ収容所の閉鎖を求めてホワイトハウス前で集会を開く人々=11日、ワシントン(島田峰隆撮影)

 【ワシントン=島田峰隆】キューバのグアンタナモ米軍基地にある収容所に米政府が「テロ容疑者」とみなす人物を拘束し始めてから14年になった11日、人権団体や平和団体がホワイトハウス前で収容所の即時閉鎖を求める集会を開きました。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルや米女性反戦組織コード・ピンクなどが共同で主催しました。

 グアンタナモ収容所をめぐっては、過酷な取り調べが行われ、人権が侵害されていると国際社会から非難を浴びてきました。オバマ大統領は閉鎖を公約しましたが、議会で多数派の共和党が反対し、実現していません。デモは残る任期が1年に迫ったオバマ大統領に公約どおり閉鎖するよう訴えました。

 デモでは多くの人が収容者と同じオレンジ色の囚人服を着て集まり、収容者の顔写真をはり付けた横断幕を掲げて「今すぐ閉鎖を」と声をあげました。マイクを握った人々は「裁判なしの一方的な拘束は許されない」「今年はオバマ大統領にとって任期最後の年。公約実行は今しかない」と訴えました。

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 中西部ウィスコンシン州から来たジョイ・ファーストさん(61)は「グアンタナモ収容所は米政府の政策の中でも特に倫理的に問題です。14年間もこんな違法が続いているなんて信じられない」と話していました。

 米政府は、グアンタナモ収容所にブッシュ前政権下の2002年から「テロ容疑者」と決めつけた人をこれまで約800人収容し、今も100人以上を拘束しています。

 11日にはロンドンなどでもグアンタナモ閉鎖を求めるデモが行われました。


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