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2015年12月28日(月)

きょうの潮流

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 消費税増税のたびに「社会保障のため」と言い張っているくせに…。来年度予算案を見て、改めて怒りが湧いてきます▼目に付いたのが5兆円を突破し、過去最高額となった軍事費。オスプレイのような高額な兵器を多数購入する姿勢は「戦争いらない」という国民の願いに真っ向反します▼一方で社会保障は削減のオンパレードです。医療機関への診療報酬引き下げ、入院時の食事負担の値上げ。消費税増税に伴い「低所得者対策」として実施した福祉給付金の半減や子育て給付金の廃止も打ち出しました▼政府が社会保障の改悪を続けるなか、本紙日曜版に掲載中のシリーズ「お役立ちトク報」が「お得な情報が載っていて助かる」と好評です。年金や介護、医療、生活保護などで少しでも役立つ制度を紹介し、活用してもらおうと始まった企画。おもな記事を収録した『お役立ちトク本』も出版されました▼記事を読んだ人からは「4歳の息子の障害者手帳が発行された。本当ならもっと早く申請できたのに、情報がなかった」「弟が病気になったが障害者年金のことを知らなかった。記事を役所に持って行った」などの声が編集部に届いています▼社会保障の給付は決して国からの施しなどではなく、私たち国民の権利です。不十分ながらも今ある制度を活用することで暮らしを守るとともに、制度そのものの拡充も求めていく―。「アベ政治を許さない」のたたかいは、命と暮らしを守る社会保障の分野でもいっそう切実さを増しています。


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