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2015年12月16日(水)

きょうの潮流

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 たたかいの開始を告げたのは今年の憲法記念日でした。安倍政権による戦争法案の企てに立ち上がった空前の国民運動。憲法集会の熱気とSEALDs(シールズ)が発足宣言した戦後70年の5月3日は歴史の節目となりました▼国会論戦とともに、日を追うごとに列島に広がり、燃え盛る運動。若者の熱い訴え、ママたちの怒りの声。学者や弁護士が、識者や文化人が次々と立つ。国会を包み込み、反対を叫ぶ十数万の人びと。一人ひとりが平和への思いをたぎらせました▼かつてない国民の自発的な運動の盛り上がり。そのたたかいの軌跡は、本紙が編集した『この力が日本を動かす』(新日本出版社)にも描かれています。無法にふるまう政権に抗する国民の歩みは止められない、それを倒すまで▼今年の世相を表す漢字に「安」が選ばれました。筆を執った清水寺の森清範貫主(せいはんかんす)は「命に対する不安から選ばれたのではないか。来年は安心安全な社会をつくろうという思いが表れている」と▼安保法=戦争法、多発するテロ、地球規模の異常気象、貧困と格差の拡大…。いま私たちを取り巻く状況は命への不安感を募らせるものばかりです。しかしそれは、安心した生活や安全な社会を願う人びとの手で変えていくことができるはず▼「安」の字は、家の中で女性が安心している様子を表しています。そこには安らか、穏やかなという意味も。みんなが平穏に生をまっとうできる日本や世界をつくるためにも、それを脅かすものとのたたかいは終わりません。


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