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2015年11月23日(月)

きょうの潮流

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 きょうは小雪(しょうせつ)。秋の終わり、冬の到来を間近に感じる頃になりました。〈小雪や古りしだれたる糸桜〉(飯田蛇笏(だこつ))。寒気の影響で今週は冷え込む日が多いとか。すでに北海道では本格的な雪が降っています▼取材先に向かう途中、ぬれ落ち葉に足を滑らせ転びそうになりました。「大丈夫ですか?」。初老の女性から掛けられた言葉が、うれしい。憎しみや暴力によって人の命が奪われる殺伐とした世情に、なにげない優しさが身にしみます▼世界や社会のあり方にもの思う晩秋。休日でにぎわう新宿の街に、「あらゆる差別を許すな」の声がひびきました。人種差別や性差別、格差や貧困、社会的弱者への攻撃、そして独裁政治。人びとを分断し、互いを憎悪と恐怖の中に巻き込む差別をなくし、民主主義を守ろうと▼それぞれの思いをプラカードに掲げ、路上に出て声を上げる。3回目となった今年の「東京大行進」も大勢の市民が集まり、個人の自由や尊厳を訴えました▼親子で参加した男性は「自分であろうとすることが難しい社会。だからこそ、行動しなければならないと思って」。社会を変えるために立ち上がることは自分自身の生き方を変えることにも▼この国の民主主義が根っこから問われているいま、平和で安心して暮らせる権利を求める人びとのたたかいは、未来を切り開いていく力です。なかにはデモに共感し、隊列に加わる人の姿も。自由で平等な社会をつくるために、ともに歩こう。“ぼくらはもう一緒に生きている”


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