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2015年11月22日(日)

TPP犠牲は普通の人

とことん共産党 内田・紙氏語る

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(写真)「とことん共産党」に出演する(左から)小池晃、内田聖子、紙智子、朝岡晶子の各氏

 インターネット動画番組「とことん共産党」が20日、「『大筋合意』?どうするTPP」をテーマに放送されました。環太平洋連携協定(TPP)交渉の会合を追いかけ世界中を飛びまわる内田聖子氏(アジア太平洋資料センター事務局長)と日本共産党の紙智子参院議員をゲストに迎え、メーンキャスターの小池晃副委員長が語り合いました。司会は朝岡晶子さんです。

 紙氏は、政府が「守る」と言ってきたコメなど農産物重要5品目の約3割を「大筋合意」では関税撤廃するとしているにもかかわらず、「全体として守れた」などとごまかす政府を批判。内田氏は「約束を破ったとの認識がないのはひどい」と応じるとともに、「医療ではアメリカの巨大産業が、医療保険や医薬品などの医療関係の市場を狙っている」と強調しました。

 小池氏は、付属文書で、日本の医療保険や薬価制度に関してもアメリカと協議していくことが約束されていると指摘。内田氏は「アメリカが協議したいと言えば、対応すると書いている」「日本社会への影響ははかり知れない」と語りました。

 紙氏は、アメリカでTPP反対の声が広がっていることも紹介し、「『大筋合意』と何か決まったかのように言われているが、まだ何も決まっていない。国会で議論し、国民に知らせていけば反対の運動は必ず広がる」と強調。内田氏は「単に貿易の話では、もはやない。大企業に限りなく自由を与え、好き放題やって都合が悪くなったら出て行く。そういう自由を与え続けて、その犠牲になるのは弱い立場の普通の人たちです」と述べ、TPPからの撤退に追いこむ決意を語りました。

 番組では日本共産党が提案した「国民連合政府」も話題に。内田氏は、戦争法、沖縄米軍基地問題もあげて「共通して、民主主義的では全くない。まずそこを変えないといけないというのは多くの人が一致している」と発言。同時に、民意無視のTPPなど他の課題でも一致点が広がってほしいとの思いを語りました。


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