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2015年11月3日(火)

橋下氏「教育予算5倍」のウソ

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 「大阪維新の会」代表の橋下徹大阪市長が、前市長時代には「わずか67億円」だった市の「教育予算」を「維新」の「改革」で「5倍に増やした」と宣伝しています。これはとんでもないまやかしです。

 市の「こども青少年費」と「教育費」(大学費を除く)の合計額は、前市長時代の2011年度当初予算で2524億円。14年度当初予算では2558億円で、ほぼ横ばいです。

 橋下氏が増やしたという「教育予算」とは、「重点投資として新しい施策を展開した」(橋下氏)もの。子どもや教育に関わる全体の予算から、橋下氏が重点を置く肝煎りの施策だけを抜粋して積み上げたものにすぎません。

 昨年11月市議会で日本共産党の井上浩市議の質問に、市は「選択と集中」を進め「現役世代への重点投資を行っている」と答弁。一方、橋下氏が進める「市政改革プラン」で、1歳児保育の保育士の市独自加配の廃止など教育と子どもに関わる施策28億円超を削減したとも答えました。

 右肩上がりに教育予算が増えるグラフを示し、自慢する橋下氏。しかし、「社会の最底辺を支えている予算を削って削ってかき集めたのがこのグラフ」(井上氏)の正体です。(笹)


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