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2015年9月24日(木)

きょうの潮流

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 連休中、水害で大きな被害を受けた茨城県常総市で大勢のボランティアが汗を流しました。浸水した家の掃除や泥をかぶった家財道具の運び出し、がれきの撤去と作業は尽きません▼県の調べでは22日までの4日間で1万2000人余のボランティアが参加。想定の2倍をこえたそうですが、把握していない人たちを加えればさらに。支援に感謝する声に「自分は東日本大震災のときに助けてもらった。お互いさまです」という人も▼あの震災以降、とくに若者たちのボランティア意識に変化が生まれています。単なる手助けにとどまらず、活動をつづけるなかで、みずからの生き方や社会のあり方を問い直すように▼前に福島の高校生と大学生ボランティアが交流する物語を読んだことがあります。悲しみや怒りのなかで将来は傷ついた故郷の役に立ちたいと願う高校生。その姿に向き合い、自分もまた「どう生きるか」と思い悩む大学生たち。それぞれが未来への道標を見つけようともがきます▼ボランティア活動に長く携わるマリ・クリスティーヌさんは「一人ひとりが自分のできるところから、より良い社会をめざし助け合うことが大切」だといいます。それは誰もが幸せになるためのまちづくり、社会づくりにつながる、と▼被災地の復興の遅れや住民の要望がとどかない政治に目を向けることもその一つです。日本共産党や民主団体も呼びかけているようにボランティアの手はこれからも。一人はみんなのために、みんなは一人のために。


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