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2015年9月21日(月)

鴻池委員長の問責決議案に対する大門議員の賛成討論

参院本会議

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 日本共産党の大門みきし議員が18日の参院本会議で行った安保法制特別委員会の鴻池祥肇委員長に対する問責決議案への賛成討論(要旨)は以下の通り。


写真

(写真)鴻池委員長問責決議案に賛成討論する大門みきし議員=18日夜、参院本会議

 鴻池委員長の問責決議案に賛成する理由は、昨日(17日)、戦争法案を審議する特別委員会で、与党と結託して法案の強行採決を行ったからです。しかも、委員長不信任の動議が採決された直後の出来事です。本来ならば否決されても、動議が提出された重みを謙虚に受け止め、質疑終局を撤回し、公聴会で出された意見も踏まえて、徹底審議に努めるべきでした。

危惧したとおり

 当初、与党が提案し、委員長が職権で決めたタイムテーブルでは、わが党には12分の質問時間の割り当てがありました。わが党だけではなく、各党の質問権と表決権を暴力的な強行採決で奪ってしまった鴻池委員長と与党の責任は厳しく問われなければなりません。

 16日の地方公聴会で公述人の水上貴央弁護士は、“公聴会が採決のための単なるセレモニーにすぎず茶番であるならば、私はあえて申し上げる意見を持ち合わせていません”と、くぎをさされました。しかし、その後の推移は水上弁護士が危惧したとおり、委員会で派遣報告は読み上げられず、議事録にもこのままでは残りません。

 あまりにもひどい、失礼きわまりない話です。鴻池さんは責任者としてきちんと謝罪し、これからでも委員会を開いて、派遣報告を聴取すべきです。

 鴻池委員長は、この時間にも、国会周辺につめかけている戦争法案廃案を求める国民の人々に対しても失礼なことを言われています。

 委員会強行採決後の記者の質問に答え、国会の前で反対デモに出ている人について、委員長は次のように述べられました。「誰に言われたのか、どなたに踊らされているのかわかりませんが、ほんとね、ちゃんとした立派な人が、デモに参加している姿を見て、本当に気の毒という気がいたしました」

 15日の中央公聴会には、その反対デモのリーダーの一人、シールズ(SEALDs)の奥田愛基さんが公述でこう述べています。

 「私たちは、この国の民主主義のあり方について、この国の未来について、主体的に一人ひとり、個人として考え、立ち上がってきているのです」「政治のことは選挙で選ばれた政治家に任せておけばいい。この国には、どこかそのような空気感があったように思います。それに対し、私たちこそが、この国の当事者、つまり主権者であること、私たちが政治について考え、声をあげることは当たり前なのだということ。そう考えています」

 これは委員長の目の前で行われた公述です。自分が呼んだ公述人の話もまともに聞かない、嘲笑するような、これだけでも問責に値すると言わなければなりません。

 まだ採決自体、本当に有効だったのか検証されるべきであります。強行採決の時の議事録は“発言するもの多く、議場騒然。聴取不能”としかありません。とにかく委員会が再開するやいなや、委員長は与党議員によってつくられたドーム型のアーチにガードされました。

 しかしアーチのなかで委員長は外が見えませんでした。委員長のそばの議員が、手振りで与党席に合図して、与党の議員たちが言われるまま立ったり座ったりしただけでした。今、何を採決しているのか、本人たちはさっぱりわからなかったのではないでしょうか。なぜ、あんなことが採決と言えるのか。あまりにもずさんではありませんか。

「反知性主義」だ

 この採決そのものが、地方公聴会で広渡清吾公述人が指摘された「反知性主義」の最たるものではありませんか。

 鴻池委員長は、参院は衆院の下部組織でもなければ、官邸の下請けでもないと言ってこられました。しかし委員長は強行採決について、“60日ルール”(参院で否決とみなしての衆院での再議決)があり、参議院でもたついていると衆院でそれを使われるかもしれないから、強行採決をしたのだと言われました。“60日ルール”に脅されてあわてて採決したということになりませんか。これこそ、衆院の下部組織ではありませんか。

 安倍晋三首相の筋の通らない姑息(こそく)な手法による今回の憲法違反の戦争法案。多数の国民が反対しているこの法案を、鴻池委員長が委員会で強行採決した責任の重さを改めて指摘し、本会議での法案採決は絶対にすべきではない、廃案にすることを強く求めます。


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