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2015年9月18日(金)

戦争法案ノー 声上げ続ける

国会前 激しい雨音かき消す唱和

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 17日、戦争法案を許さない国会正門前での行動は、前夜からの雨に見舞われながら終日続きました。参加者はずぶぬれになりながら、たたかい続ける決意をコールに込め、立ち続けました。


写真

(写真)「戦争法案の強行採決するな」と抗議行動する人たち=17日、国会正門前

 戦争法案に反対する各大学の有志の会は、全国で130を超えています。午前9時半、ステージのすぐそばに「武蔵野美術大学有志の会」ののぼりがたちました。映像学科非常勤講師(52)は「学生を戦場に送りたくないというのはもちろんです。学生たちもここに来て、物をつくり出す者として社会の最先端で起きていること見てほしい。だから行動しているんです」。

教員の責任と

 ステージをはさんで反対側には「桜美林大学有志の会」ののぼりが。リベラルアーツ学部教授(57)は「教員だからこそ、この場にいる」といいます。「日ごろから学生に『正しいことをしっかり判断できる人になれ』と言っている教員の責任として声をあげます。このままではすまさない」

 東京都文京区の女性(68)は7月末、「何か音が出る物を」と100円ショップで片手なべを購入。スプーンでたたき続けて原形をとどめないなべを、さらに強くたたいて「安倍はやめろ」とコール。「日本は一気に国際的な信頼を失って、アメリカと一緒になって弱いものいじめをする国だと思われてしまう。歴史を繰り返してはいけない」

 仙台市の男性(63)は、和歌山県で開かれた高齢者大会の参加に続き、2日続けて国会前に足を運びました。「私が一番大事だと思うのは、幸福追求権を定めた憲法13条。誰でも幸せになる権利がある。それなのに福島原発事故への対応も戦争法案もまったく逆。絶対ダメ」

負けられない

 プラカードをポリ袋で雨から守りながら「安倍政権は今すぐやめろ」とコールする横浜市の女性(72)。「安倍首相が言った戦争法案の必要性の根拠まで成り立たなくなってるのに、本当に許せない。でも負けない。若い人たちががんばっているから、私も声上げ続けなきゃ」

 激しい雨音をかき消すような力強いコール。教員をめざして京都の大学に通う女性(20)は国会議事堂を見つめていました。「戦争法案が通ってしまったら、自由に物も言えないような子どもを育てなきゃいけなくなります。でも私は自分の頭で考える子どもを育てたい。そのためにここに立ちます」

 「自衛隊出すな」のプラカードを胸に抗議していたのは、さいたま市の女性(68)。「わざわざ戦争を拾いにいくようなもの。その一歩を踏み出しちゃいけない。ちっちゃな子どもを見ると『ごめんね。がんばるからね』と涙が出そうになる。負けるわけにはいかないんだよ」


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