「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2015年9月10日(木)

辺野古 新基地作業再開させない

ゲート前テント 座り込み者ら怒り

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 辺野古新基地建設の早期再開を強行しようとする政府。8日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前のテントに座り込む参加者から、政府に対する強い怒りの声が上がりました。(沖縄県・星野 淳)


写真

(写真)強い日差しが照りつけるなか、テントに座り込む参加者=8日、沖縄県名護市辺野古

 沖縄市から来た女性(29)は、国と沖縄県が1カ月続けてきた集中協議について「政府は初めから『沖縄の声は聞いた』とアピールする場として利用したとしか思えない。やり方が汚いし、とても腹立たしい」と憤ります。一方で「翁長知事はしっかり県民の立場で『新基地を必ず阻止する』と言ってくれた。頼もしいです。新基地作業は県民の世論と運動で再開させません。知事は一日も早く埋め立て承認を取り消して」と語りました。

 初めて座り込みに参加した宜野湾市の男性(81)の自宅は、米海兵隊普天間基地と隣り合わせです。昼夜を問わない米軍機の低空飛行訓練に悩まされ続けています。「オスプレイが配備されて騒音は前よりひどくなった。基地は全面撤去すべきで、辺野古に新たな基地被害を生みだすことは、沖縄戦体験者として到底許せない。米国政府に言われるままの安倍政権は即刻退陣してほしい」

 北中城(きたなかぐすく)村から初めて参加した男性(75)は「二度と戦争の犠牲とならないために、翁長知事はウチナーンチュ(沖縄県民)の誇りと気概で、『オール沖縄』の民意を背景に、攻めの姿勢で日米両政府に新基地断念を強く迫ってほしい」と語りました。

 東京から来た女性(22)は、沖縄を卒業論文のテーマに決め、「肌身で感じたい」と、テントを初めて訪れました。「全国でも新基地反対の世論は高まっています。政府と対峙(たいじ)する翁長知事の毅然(きぜん)とした姿勢はカッコいい。沖縄県民の揺るがぬ意思を貫き通してほしい」


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって