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2015年8月25日(火)

薬害の根絶と救済を

東京 市民ら300人 宣伝や集会

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(写真)厚生労働省前で薬害根絶を訴える松藤美香さん(右端)=24日、東京都千代田区

 薬害の根絶と被害者の救済を―。薬害被害者や支援する市民、学生、弁護団の人たちがとりくむ「薬害根絶デー」の行動が24日、東京都内で行われ、約300人が参加しました。

 「薬害根絶デー」は、1999年8月24日に厚生労働省が薬害エイズなどの反省を踏まえて「誓いの碑」を建立したことを記念し開かれているもので、今年で16回目。街頭宣伝や集会が行われました。

 厚労省前でのリレートークでは、全国子宮頸(けい)がんワクチン被害者連絡会の松藤美香代表らが「薬害は次々に繰り返されてきた。今度こそ、二度と同じ思いをする被害者を生まないでほしい」と訴え。中学1年生のときに同ワクチンを接種して、倦怠(けんたい)感や記憶障害など深刻な症状に苦しめられていると話した車いすの女性は、「ワクチンを打たなければ普通の15歳だったのに。国は被害者の救済を」と声を強めました。

 同連絡会には1700件を超える相談が寄せられていると松藤さん。3月31日に厚生労働省と製薬会社に提出した全面解決要求書に対しての回答を厚労省に要望しました。

 日本共産党から堀内照文衆院議員がリレートークに参加し、あいさつしました。


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